2011年10月、auがiPhone 4sを売り出したときは、ジョブズ追悼の気持ちもあって、あやうく陥落しそうになった。
だが、ついにHTC J ISW13HTの発売当日の5月25日に買ってしまった。テザリング機能とおサイフケータイ機能が決めてである。
1ヶ月ほど使ってみての感想を、以下、価格コムの「クチコミ掲示板」風にレポートする。
【デザイン】
HTC(台湾・宏達国際電子股份有限公司)製にしては洗練されたデザイン。表面の曲面ガラスにこだわりを感じる。auの要求が反映されたものだと思う。
【携帯性】
IS03やiPhone 4sよりもやや大きめ。携帯に不都合はない。
【ボタン操作】
ディスプレイの下部のタッチセンサー式のボタンの感度が敏感すぎて、触るか触らないかの時に反応するため誤操作の原因になる。
【文字変換】
ATOKを使用のため、プリセットは評価なし。
【レスポンス】
「ヌルサク」という表現がぴったりで、画面のスクロールやタッチパネルの操作感覚がとても気持ちいい。CPUの進化とOS(Android 4.0)の進化の合わせ技だろう。
【メニュー】
HTCのホームメニューで十分使える。時計や天気などのガシェットも洗練されている。
【画面表示】
iPhone 4sのRetinaディスプレイに比べるとさすがに見劣りはするが、十分美しい画面である。有機ELであっても、液晶に比べて明るさは遜色はない。細かな文字がにじまないので、読みやすい。
【通話音質】
あまり電話しないが、普通に通話できる。
【呼出音・音楽】
スピーカーは、地震の時などボリュームを大きくすれば結構ラジオ代わりに聞こえる。付属のイヤホーンは、付属品とは思えないほどの高性能なので、iPod代わりにもなる。
【バッテリー】
通常の使用(通勤時にデジタル新聞やFacebookをチェック)程度だけなら、夜うっかり充電を忘れても翌日丸1日もつ。IS03と比べると夢のようだ。テザリング機能を使うとそれなりにバッテリーを喰うが、それでも以前使っていたポケットWifi(D25HW)よりも長時間使える。
【総評】
スマートフォンそのものの機能や使い勝手ではiPhone 4sにはかなわないと思うが、テザリング機能とおサイフケータイ機能が備わっていることにより、私にとってはHTC J ISW13HTが優勢勝ちとなった。高性能のカメラで連続撮影ができるので、コンパクトデジタルカメラはあまり持ち歩かなくなった。